画面の漢字には、コンピューター上の番号がある
Webページやメールで文字をやり取りするには、「この番号はこの文字」という共通の仕組みが必要です。Unicodeは世界中の文字を扱うための文字コード標準で、日本語の漢字も多く収録されています。漢字詳細ページで表示される「U+5B66」のような表記はUnicodeのコードポイントです。
CJK統合漢字は、中国・日本・韓国などで使う漢字を扱う
UnicodeにはCJK Unified Ideographs(CJK統合漢字)という大きな漢字群があります。歴史的・地域的に関係する漢字の字形を、文字としての同一性を考慮しながら符号化しています。「見た目が少し違えば必ず別コード」という仕組みではありません。
一つの文字コードに、複数の適切な字形があり得る
同じ漢字でも、日本・中国などで標準的な字形が違ったり、フォントによって細部が違ったりします。Unicodeのコードポイントは文字の同一性を扱い、具体的にどの形で描くかはフォントなどの表示技術にも関係します。これは異体字や字体・字形を考えるときに重要です。
IVSは、特定の字形を指定したいときに使われる
IVS(Ideographic Variation Sequence)は、基底となる漢字に異体字セレクタを組み合わせ、登録された特定の字形を指定する仕組みです。人名・行政文書・出版など、字形の区別が重要な分野で利用されます。
IVSがあれば、どの環境でも必ず同じ形になるわけではない
文字列にIVSが含まれていても、使用するフォントやソフトウェアがその組み合わせに対応していなければ、意図した字形が表示されない場合があります。文字データとフォントの両方がそろって初めて表示が成立します。
「入力できない漢字」は、複数の原因を切り分ける
目的の字が出ないときは、別のUnicode文字なのか、異体字なのか、フォントが未対応なのかを分けて考えます。人名など正確さが必要な場合は、公的な文字情報データベースや原本を確認し、見た目が近い字で安易に代用しないようにします。