漢字を書くときは「線」ではなく「点画」を見る
漢字を構成する一つ一つの筆の動きを、まとめて点画と呼びます。画数を数えるだけなら一画ずつ区切ればよいのですが、形を整えて書くには、その一画が横に進むのか、縦に下りるのか、途中で折れるのかまで観察すると効果的です。画数の基本は画数の数え方も参考にしてください。
横画と縦画は、字の骨格を作る
「三」の横画、「川」の縦画のように、横と縦は字全体の方向を決める基本的な点画です。横画を全て同じ長さ・同じ間隔にすると機械的に見える字もあります。「王」では中央の横画をやや短くするなど、どの線が主役かを比べることが大切です。
点は小さくても、位置が大切
「六」「主」「心」などの点は短い点画ですが、位置や向きがずれると字の印象が大きく変わります。点を単なる「小さな丸」にせず、筆がどちらへ向かう動きなのかを意識すると、活字を写すだけではない自然な字形になります。
折れと曲がりは、方向転換のしかたが違う
一画の途中で方向を変える点画には、角を作る折れや、なめらかに方向を変える曲がりがあります。「口」の右上から下へ進む部分、「乙」のような曲線的な部分などを観察すると違いが分かります。途中で筆を離してしまうと画数まで変わる場合があるため、書き順図で一画の範囲を確認しましょう。
終筆は「とめ・はね・はらい」と組み合わせて見る
同じ縦画でも、最後を止めるか、はねるかで動きが変わります。点画の種類と終わり方は別々の情報です。とめ・はね・はらいの違いと合わせて見ると、一画の始まりから終わりまでを意識して書けます。
練習では、一度に全て直さない
字が整わないときは、「今日は横画の長短」「次は縦画の中心」というように観察点を一つに絞ります。完成した字だけを評価するより、どの点画で形が崩れたかを説明できるようになると、自分で修正しやすくなります。