TWO-KANJI WORD
「片棒」
ヘンボウ
01
COMPOSITION
構成する漢字
02
READING
読み方
読みの候補
ヘンボウ
各漢字の音読みを機械的に組み合わせた候補です。実在する語の正式な読みを保証するものではありません。03
MEANING & USAGE
意味と使い方
『片棒』(かたぼう)は古典落語の演目。『赤螺屋』(あかにしや)の別題があり、上方落語ではそちらが使用される。前田勇は、上方へは「東京から移入したものか」とする。
ケチな商店主が三人息子のうち跡取りを誰にするかを、自分の葬儀をどのように出すかという問いを出して決めるという内容。別題のタイトルでもある主人公の商人・赤螺屋吝兵衛(あかにしやけちべえ)は、この演目のほかにも『位牌屋』『味噌蔵』『二丁ろうそく』などに登場する。「赤螺屋」とは吝嗇家(ケチな人)の異称であり、巻き貝のアカニシが、一度フタを開かない、という形容からきた言葉。武藤禎夫は「にぎやかでおもしろく笑える噺」だが、葬儀の儀礼やしきたりが大きく異なるため「現在では通用しにくい点も多い」と評している。
原話は1705年(宝永2年)に出版された、『軽口あられ酒』第2巻の一編「気ままな親仁」(他人の葬儀を見て金をかけても極楽に行けるわけではないからと、一族や子どもに金のかからぬ式をしろという父親の話)。喜久亭寿暁の演目集『滑稽集』(文化4年 - 6年・1807年 - 1809年)には「はや桶 あとぼうハをれがかつがう」とあり、この時代にすでに現在と同じ落ち(サゲ)で演じられていたとみられている。武藤禎夫は李氏朝鮮初期の笑話集にも類似の内容があることから「先後はわからないが、日韓いずれかが移入した笑話かもしれない。もちろん偶然符合の笑いもあり得るが。」と記している。
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