TWO-KANJI WORD
「徳役」
トクヤク・トクエキ
01
COMPOSITION
構成する漢字
02
READING
読み方
読みの候補
トクヤク、トクエキ
各漢字の音読みを機械的に組み合わせた候補です。実在する語の正式な読みを保証するものではありません。03
MEANING & USAGE
意味と使い方
有徳銭(うとくせん・有得銭)は、中世の日本において有徳人と呼ばれた富裕層を中心に賦課された臨時の課税のこと。徳役(とくやく)などとも称した。
有徳銭は貨幣経済が発達して有徳人が形成されるようになった鎌倉時代後期から見られるようになる。1304年(嘉元2年)に東大寺領である伊賀国黒田荘で行われた「有徳借米」、その10年後に同地で行われた「有得御幸銭」の賦課に見られるように、当初は臨時の借米であったものが次第に租税化し、納付も銭で行われるようになったと考えられている。また、『太平記』では鎌倉幕府による上野国新田荘への有徳銭の賦課を新田義貞挙兵のきっかけとしている。
有徳銭は室町時代に入ると、室町幕府や守護大名、寺社勢力などが臨時の経費(寺社造営・儀式執行・戦費調達など)を賄うためにしばしば徴収され、長禄から文明年間にピークを迎え、文明以後は一部においては個人から郷単位での賦課に切り替わりながら戦国時代まで続いた。段銭・棟別銭とは違い、特定の富裕な人々もしくは地域に限定されて賦課が行われたのが特徴であり、賦課額も対象の富裕の度合いによって異なって、上中下の三段階に区別されている例もあった。また、有徳銭などの名称は使われていないものの、江戸幕府や諸藩・旗本が行った御用金も有徳銭の系統を引く賦課であるとする考えもある。
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