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単語『痴漢』の詳細
痴漢
- よみ
- チカン
- 構成
-
痴 (チ)
漢 (カン) - 画数
- 26 画 (13 画 + 13 画)
- 意味
-
痴漢(ちかん)とは、本来は「愚かな男」「ばかもの」「たわけもの」などを意味する言葉であったが、のちに「女性にみだらな行為をする男」、またそのような行為を意味するようになった。痴漢行為ともいい、行為によっては強制わいせつ、公然わいせつ、器物破損などによる取締りの対象となる性犯罪であり性暴力である。2024年度の痴漢検挙件数はは2,254件であり、うち1,321件が駅構内と電車等乗物内が占め、盗撮も検挙数1,203件となり駅構内エスカレーター・階段が約1000件ある。東京都調査では被害者は中高生女子が多数であり被害時に驚きや恐怖を感じ、その7割が被害届を出さず暗数が多い犯罪であるが、男子生徒も被害にあい逮捕事例もある。痴漢被害者は被害届を出すことを阻害されたり、心理的に電車に乗れないなどの被害の継続がありPTSD発症もある。弁護士の多くは加害者支援を行い被害者支援者を見つけることは困難との体験談がある。被害者が「示談金」で小遣い稼ぎとの言説の流布があるが実態は常習加害者が「示談慣れ」しており、このため支援弁護士は被害者に日弁連の委託援助制度の活用を勧めている。治療者によると加害者の多くは四大卒サラリーマン家庭持ち男性である。
「痴漢(chikan)」行為が「日本特有」との主張もあるが、このような行為は地下鉄やライブなど日本国外でも密集した環境で発生している。満員状態の電車内が被害経験場所の大多数を占めるように、公共交通機関内など混雑環境で発生する傾向にある。被害者は未成年である女子高校生が最多で半数以上が小中高校生であり、7割が被害届を出さず泣き寝入りしている状況にある。2020年厚労省の研究報告では日本では1日に1,000人以上の子どもが痴漢を含めた性被害を経験すると試算されている。痴漢(あるいは痴漢的行為を含む性的嫌がらせ)は、挿入の伴わない性的接触として性的虐待に明示的に含めた文献もある。小児性被害の男女比はおよそ1:2と言われている。痴漢をきっかけに加害性が増して、ストーカー、不同意わいせつにつながるという点でも危険で悪質な犯罪である。過去に埼玉県警察が検挙した痴漢事件では、被害者は10代・20代の女性が8割を占め、特に電車通学を始めたばかりの高校1年生が標的にされていたことが明らかになっている。
インターネット掲示板で仲間を集ったり痴漢を励行する事案もあり、受験シーズンや入学時期に行政と警察の痴漢防止取り締まり強化が実施されている。通学通勤での痴漢被害を防ぐための時差通勤や時差登校導入の提案の声もある。
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