「哲人」
テツジン・テツニン
構成する漢字
読み方
テツジン、テツニン
各漢字の音読みを機械的に組み合わせた候補です。実在する語の正式な読みを保証するものではありません。意味と使い方
哲学(てつがく、英:Philosophy)は、一般的で基本的な問いを立てながらおこなう知的実践である。その厳密な定義については議論があるものの、一般的には、理性的な探究の一形態であること、体系的であることを目指すこと、そしてそれ自体の方法と仮定を批判的に考える傾向があるとされる。「哲学」という言葉自体は西周による西洋語由来の和製漢語であり、中国において用いられていた「希哲学」に淵源をたどることができる。また、その翻訳元となった英語「フィロソフィー」などは、古典ギリシア語で「知を愛する」といった意味を持つ「フィロソフィア」に由来する。
哲学史における主要な伝統には、西洋哲学、アラビア・ペルシャ哲学、インド哲学、中国哲学などがある。西洋哲学の起源はギリシアにおけるソクラテス以前の自然哲学者に遡り、古典期の哲学者が基礎を築いた。中世には神学的課題が、近世には哲学的・科学的知識がいかにして形成されるかが中心的課題のひとつとなった。19世紀には、哲学を包括する体系を構築しようとする試みがなされたほか、20世紀には形式論理の成立と言語論的転回、プラグマティズム・現象学・実存主義・ポスト構造主義の勃興といった出来事があった。アラビア・ペルシャ哲学はイスラーム神学を背景としてギリシア哲学を取り込み、古典期の哲学者は合理性と信仰の調和を目指した。インド哲学はヴェーダ時代には成立し、実在の本性の探究、知識へ到達する方法の考察、そしていかにして正覚に至るかという精神的問いを統合している点を特徴とする。中国哲学は諸子百家の時代には成立し、正しい社会的行動、統治および自己修養を重視した。
哲学的問題は、いくつかの下位分野に分類することができる。哲学の主要な分野としては、認識論・倫理学・論理学・形而上学が挙げられる。認識論は知識について研究する分野であり、知識とは何か、どのようにして生まれるのか、その限界はどこにあるか、どのような価値を有するかについて論じる。倫理学は、何が正しい行為を構成するかについて研究する分野である。論理学は、正しい論理的推論について研究する分野である。形而上学は実在のもっとも一般的な特徴、たとえば存在・対象およびその性質、部分と全体の関係、時間と空間、出来事および因果性について研究する分野である。哲学にはその他にも多くの下位分野が存在する。こうしたもののなかで特に有力なものとして、美学・言語哲学・心の哲学・宗教哲学・科学哲学・政治哲学といったものがある。
哲学のアプローチ手法は著しく多岐にわたる。これらの多くは、測定装置を通じて得られる実験データを用いないという点で、自然科学の方法論とは大きく異なる。歴史的に見れば、個別科学の大部分は哲学から生じた。哲学は他分野とも密接に関連しており、医学、ビジネス、法・ジャーナリズム、数学・コンピューター科学、宗教・神学、あるいは心理学・社会学・言語学・教育学・芸術といった諸領域にも影響を及ぼしている。